愛情ある教育の継承へ
北海道南幌養護学校長 町 田 美穂子
本校は昭和60年に空知南部、石狩東部を学区とする道央地区の養護学校として開校し、このたび開校40周年を迎えました。今日まで、本校を支えていただきました南幌町の皆様、本校後援会・PTA・あゆみの会の皆様、北海道教育委員会をはじめ関係機関の皆様へ心より感謝申し上げます。
小学部・中学部児童生徒55名で開校した本校は、平成10年に高等部が開設され、今年度は157名の児童生徒が学んでおります。保護者の皆様、南幌町の皆様に温かく見守られ、恵まれた地域の教育環境のもと関係の皆様より多くのお力添えを賜り、教育活動を推進させていただいておりますことに重ねてお礼申し上げます。
開校のしおりの中で、初代校長 青木 寛様は「愛情ある教育を基盤に」として、「職員一同は、・・児童生徒をこよなく愛し、児童生徒が将来幸福に生きていける基盤づくりに懸命に努力したいと決意をあらたにしております」と述べられています。40年という年月の中で教育も社会も大きく変化しましたが、愛情ある教育、児童生徒の幸福な将来へつながる専門性に基づいた教育は、今なお教育の目指す姿であり、本校が継承すべき伝統であると考えます。このたびの40周年を、一人一人の豊かな未来へつながる教育の新たなスタートとしてまいります。
今後とも、本校の教育並びに地域の特別支援教育推進へ、変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。